３年からでも間に合いますか？
「３年からでも間に合いますか？」と、よく問われる。「本人が間に合うと思って精進すれば、間に合います。」と、私は答えることにしている。事実そうで、それ以外に肝心なことなどない。
本当に合格したいと思い、１５歳という若さでぶつかれば夢は実現する。
今年、ひとりの生徒が日本女子大付属高校に推薦で合格した。２年の５教科の通知表の評価は中位だった。３年生の初め、将来を思い描き、進むべき方向が見えた。それからは、謙虚にアドバイスを受け入れ、自分に厳しくして、１学期の５教科評定を一気に「２４」まで上げ、推薦基準をクリアした。
その意欲や頑張りを支えたものは、新学期に自分に誓った「絶対その高校に入る」という強い思いだった。
ただ思っているだけでは夢は実現しない。具体的に行動することだ。考えたことが常に行動に繋がらなくては駄目だ。彼女のように毎日塾に来て自学をし、質問し、また他校受験に向けての受験勉強をしながら、推薦入試に必要な作文も多数こなした。そして自身の夢を実現させた。
さて、よく受ける質問、「３年からでも間に合いますか？」の答えはすべて彼女のとった行動にあると思うのだが、如何だろうか。
