「やらされる勉強」から「する勉強」へ
夏期講習の前期期間の3分の2が終了した。初めの3日間は、生徒は勿論、自分も大分疲れたが、最近では1日スケジュールのテンポにも馴れ授業終了とともに心地よい疲れが少し残る程度になった。
殆どの生徒は塾の宿題を完了するのと毎回実施される復習テストの勉強で1日10時間程度勉強している。毎年思う。えらい!
さて、勉強をしている生徒の姿を見ていると2種類に分類できる。「目標をしっかり持ち自発的に勉強している生徒」と「勉強をやらされている生徒」である。比率は7対3といったところだ。前者は今後の伸びが期待できるし、この調子で頑張ってほしいと思っている。
問題は後者である。形の上ではやっているように見えても成績が上がらず、諦めへと変わってしまうからだ。授業中に後者の生徒を意識しながら、物事に本気で取り組むことの大切さや先輩の受験の失敗例などを話し、更に個人面談でもじっくりと諭すのだが、一度身に着いた生活習慣や考え方を変えるのはなかなか大変だ。が、この毎日生徒と8時間接することのできる夏期講習を通じて、本気で勉強する生徒を一人でも増やしたいと思っている。さて、明日も頑張るか。